ノートパソコンのキーボードが反応しない?症状&応急処置について解説

「入力してから画面にテキストが表示されるのが遅い…」
「思っているのと異なる文字に変換されてしまう…」など
ノートパソコンのキーボードがいつも通りに反応しなくなってしまい、もどかしさや不安を感じた経験はありませんか?
今回の記事では、ノートパソコンのキーボードに生じた不具合や考えられる原因、修理・交換前に実践できる対処法&応急処置について解説していきます。
なるべく修理に出さずに解決できる方法を探している方や、キーボードの不具合を感じる機会が多く悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
ハードウェアに原因があるケース
まず、キーボード本体や使っているノートパソコンに原因がある場合について解説していきます。
物理的なカタチがあるデバイスは見かけから異変を探りやすいことも多いため、ハードウェアから点検していくのも良い方法でしょう。
キーボード自体の破損
パンタグラフ型は多くの薄型ノートパソコンのキーボードで採用されている機構のひとつで、打鍵の軽さとスリムさが特徴的ですが、その分壊れやすい構造となっています。
また、着脱が便利なコネクタタイプや、Bluetoothなどを用いるワイヤレス式のキーボードで不具合が見られる場合、接続不良の可能性を疑いましょう。
以下にキーボードの種類ごとの特徴をまとめたので、ワイヤレス式のキーボードを使用している方は参考にしてみても良いでしょう。
コネクタ | 取り外しできるタイプのキーボード。 装着時のズレや電子接点パーツの汚れが原因 |
PS/2式コネクタ | 業務用PCやゲーミング向けとして使われることが多い。 PCの電源がOFFの状態から繋げておく&作業中の抜き差しでキーボードが反応しなくなるため注意。 |
USB式 | 複数の差込口があるノートパソコンであれば、別の差込口を試すことで改善する場合もある。 |
Bluetooth式 | 使用するノートパソコンのアップデートでペアリングが途絶えたり、キーボード内蔵のバッテリー不足により反応しないパターンが多い。 |
パソコンが放電できていない
ノートパソコンの内部に静電気などが蓄積するとキーボード動作に影響を及ぼし、入力に不具合が生じる場合があります。
帯電状態を解消するためには放電作業を実施する必要があるので、以下の手順を実践してみてください。
ホコリが溜まっている
ノートパソコンは軽量かつ持ち運びに優れたデバイスであるため、自宅やオフィス、屋外など様々な場所で使用できるため、キーボードにゴミやホコリなどの異物が詰まりやすいと言えます。
凹凸が多い構造上、異物が隙間から奥へ入り込んでしまうことも多く、快適なキーボード入力を妨げる原因になり得ます。
ノートパソコンの利便性や衛生面を保つためにも、キーボードはこまめにクリーニングするようにしましょう。
CapsLockキー・Num Lockキー
CapsLockキーやNum Lockキーなどの入力変換ができるキーの誤操作により、キーボードが正常に作動しなくなると感じるケースは多々あります。
アルファベット入力をしていたはずが、テキストが大文字で表示されていたという経験はありませんか?
その場合、「A(ち)」が表記されているキーに隣接するCapsLockキーを誤ってONにした可能性があるので、「Shift」キー+「CapsLock」キーを同時押しすることで元の入力方法に戻すことができます。
ソフトウェアに原因があるケース
次に、使っているノートパソコンのシステムや機能に原因がある場合について解説していきます。
ハードウェアと異なり原因特定が難しいケースも多々ありますので、デバイス本体での異常が無いと判断できた段階で、ノートパソコンの修理専門ショップなどに相談するのも手です。
OS・キーボードドライバーの不具合
OS(オペレーティング システム)やデバイスドライバが更新されていない場合、キーボードの操作性に影響が出ることがあります。
その際は『Windows Update』を実行することで、トラブルの修正や新機能が追加された最新のPC環境を得られるでしょう。
それでも改善されない場合、キーボードドライバーの更新状況をチェックしてみることをおすすめします。
③を試して改善しない場合、該当ドライバーのアンインストールを完了後、ノートパソコンを再起動してみてください。
また、直近でOSアップデートなどを実施していた場合、普段通りに動作できていた時点のシステムへ復元する方法もあります。
セキュリティソフトの機能が過剰に干渉している
Fire Wall(ファイアウォール)の厳重な設定や正常なソフトウェアの誤検知が重なることで、キーボード操作に影響を及ぼしているパターンも挙げられます。
コンピューターウィルスの侵入防止用にキーボード操作の監視機能を取り入れたセキュリティソフトも存在するため、キーボードによる入力を妨げてしまうケースもあるようです。
セキュリティソフトの設定状況を確認後、一度該当機能を無効化したうえでキーボード入力を試してみるのも良いでしょう。
フィルターキー・マウスキー
フィルターキーを有効にすることで、繰り返しキーを押したり一瞬だけ押された場合など、PCが誤作動と認識したキー操作を反映させないようにできます。
そのため、「キーボードの反応がやや遅くなった」と感じる方は、フィルターキーを有効にしている可能性があります。
フィルターキーをオフにする手順は次のとおりです。
また、マウスキーの有効化により、キーボード操作に影響が出ているケースもあります。
テンキーをマウス代わりに使用できる機能をもつキーで、マウスによる操作ができない場合などによく使われますが、このマウスキーがONになっているとテンキー入力ができなくなります。
以下にマウスキーをOFFにする手順を記載したので、テンキー入力で困っている方は試してみるのも良いでしょう。
ノートパソコンのキーボードが反応しない際の対処法4選
ノートパソコンのキーボードが反応しない時、すぐに実践できる対処法を4選ピックアップしました。
以下の4点を試してもキーボードが反応しないと判断したら、次の応急処置に取り組むか、修理ショップへの相談を検討してみましょう。
対処法①|パソコン再起動&全てのアプリを閉じる
突然起こるフリーズをはじめ、ノートパソコンに不具合が生じた際によく行われる代表的な対処法のひとつです。
アプリやブラウザ上でキーボード操作に違和感があったり、カーソル移動・クリックができない場合、いったん全てのタブを閉じてから再起動し正常な動作に戻っているか試してみましょう。
キーボード動作の不具合が一時的なものであれば、立ち上げているアプリケーションの終了+ノートパソコンの再起動で解決する可能性があります。
なお、電源ボタンを長押しする強制終了はノートパソコン本体にかかる負担が大きいため、可能であれば再起動する方法をおすすめします。
対処法②|キーボードをキレイに掃除する
キーボードの隙間に落ちたホコリや細かいゴミは、入力時の接触不良を引き起こす可能性があります。
そのため、キーボード専用のエアダスターや柔軟なジェルタイプのクリーナー、柔らかい毛先のブラシなどを使って、異物をキレイに取り除く習慣をつけることをおすすめします。
定期的に掃除しておくことは、清潔感を保てるだけでなくキーボードの快適な操作性に維持することにも繋がります。
対処法③|セーフモードで起動してみる
セーフモードとは、最小限のシステムでノートパソコンを起動できる機能のことで、キーボード操作が効かない際のデバイスの状況確認に有効な手段です。
キーボードの入力がスムーズにできない状態でセーフモードで起動し、ドライバや基本設定に問題が見られなければ
「システムによる不具合ではない」と判断できるため、原因の絞り込みに役立つでしょう。
対処法④|キーボード操作を設定できるソフトを確認する
「KeySwap」や「Change Key」などのキーの配置を自由に設定できるソフトウェアを使っている方は、アンインストールや設定の変更を試してみましょう。
ノートパソコンでPCゲームをプレイする際に上記のようなソフトウェアを使用している場合、カスタマイズが適用されたまま普段使いしている可能性があるので、設定がオフになっているかチェックしてみましょう。
ノートパソコンのキーボードが反応しないときの応急処置3選
ノートパソコンのキーボードが反応しない時に役立つ応急処置を3選ピックアップしました。
以下の3点は修理や交換に出せない場合でも取り組めますが、人によっては従来のキーボード入力ほど利便性を感じない場合もありますので注意しましょう。
応急処置①|キーが外れたら?パンタグラフ式の場合つけ直しも可能
ノートパソコンのキーボードは耐久性が低い構造のため、使っているうちにキーボードのキーが外れてしまう時がありますが、パンタグラフ型のキーボードであれば自力で付け直す
ことができます。
キートップ(文字や数字が表示されている表面)の裏側には4つのツメがあり、これに合わせてパンタグラフの突起をはめ込むことで、打鍵できる状態に戻すことができます。
キーのツメに沿って突起をあてがい、上からゆっくりとキーを押し込んでカチッと音が鳴ればキレイにはめられているでしょう。
この際にキーを押す力が強すぎると、はめ込むパーツが欠けてしまうリスクがあるので注意しましょう。
外れてしまったキーやパンタグラフに破損が無いかを確認した後、特に問題が見られなければこの方法を試してみてくださいね。
応急処置②|スクリーン キーボードを表示する
Windowsのノートパソコンの場合、スクリーン上でキーボードを操作できる「スクリーン キーボード」機能が実装されているので、困った際は活用してみると良いでしょう。
なお、Macbookをご利用の方は「アクセシビリティキーボード」という機能を使うことで、Windows同様にスクリーン上にキーボードを表示させることができます。
以下にOSごとのキーボード表示手順を記載したので、使っているノートパソコンの種類に合わせた方法を実践してみてください。
Windows | ①スタート(Windowsロゴのアイコン)から、「すべて」をクリック後、一覧から「Windowsツール」を選択
②Windowsツール表示後、「コントロールパネル」を押して表示させる ③パネル右上にある《表示方法:「カテゴリ」》の状態で「コンピューターの簡単操作」を選択 ④「コンピューターの簡単操作センター」をクリック後、「すべての設定を探索します」より「マウスやキーボードを使わずにコンピューターを使用します」の項目をクリック。 ⑤「マウスやキーボードを使わずにコンピューターを使用します」が表示されたら、「スクリーンキーボードを使用します」にチェックマークを入れ「OK」して完了。 |
Macbook | ①アップルメニュー(Appleロゴのアイコン)から「システム設定」をクリック
②左側サイドバーより「アクセシビリティ」をクリック ③「キーボード」の項目を選択後、「アクセシビリティキーボード」をON |
応急処置③|外付けキーボードを活用する
修理や交換に出す余裕が無い&利便性の高い状態でノートパソコンを使いたい場合、外付けキーボードを活用する方法をおすすめします。
2,000円前後とお手頃価格の製品から、耐久性・機能性に優れた本格的なものまで幅広く販売されているため、ノートパソコンの使用目的やライフスタイルに適した外付けキーボードを選べるでしょう。
今まで使っていたキーボードが反応しない場合でも、使用しているノートパソコン本体のスペックに合った外付けキーボードであれば操作できる可能性があります。
予備の外付けキーボードを準備しておけば万が一の時も安心ですし、その際に外付けキーボードが正常に動作すれば、システム由来の原因と推察することにも役立つでしょう。
ノートパソコンのキーボードが反応しない?症状&応急処置について解説|まとめ
ノートパソコンのキーボードが反応しないトラブルは起こりやすいですが、様々な原因や対処法があることが分かりました。
今回ご紹介した方法には、キーボードのこまめな清掃やノートパソコン本体の放電、予備のキーボードを用意するなど、普段から実施できる対策がたくさんあります。
上記を実践しても解決できなかった場合、ノートパソコンのキーボードの修理・交換を検討すると良いでしょう。
その際のご相談は、ぜひPCワークスへお気軽にお問い合わせください。
気になるノートパソコンの現状分析はもちろん、コスパを重視した安心な修理・交換プランをご案内できます。